報恩講をおつとめ

10月31日、11月1日に本年の「報恩講」をおつとめいたしました。

初日、午前よりお手伝いの皆さまには、幕張りなどの会場準備やお供物袋詰め、女性を中心としてお斎(弁当)の下ごしらえなど、早くから手際よく動いてくださいました。

午後となり、2時からの法要は、まず開扉から

法要は「奉讃大師作法」 市内ご寺院ご住職の御導師のもと、近隣のご寺院さま、参詣の皆さまとご一緒に正信偈をおつとめいたしました。

ご法話のご講師は、滋賀県高島市 浄願寺ご住職、本願寺派布教使 釋迦 浩爾 師

親鸞聖人の若かりし日を振り返りつつ、聖人がお示しいただいた、「ひと」=「私」の姿にふれながら、み教えをいただく者のありかたを丁寧にお話しくださいました。


翌日は、午前8時より日曜礼拝をかねてのおつとめです。

終了後はご一緒に、婦人会の皆さまが準備くださった芋がゆを美味しく頂戴いたしました。

女性の皆さまは、早朝よりお斎(弁当)の準備です。


午前10時からの法要は「阿弥陀経作法」 当寺住職導師のもと、近隣のご寺院さま、参詣の皆さまとご一緒に仏説阿弥陀経をおつとめいたしました。

続いて、住職よりあらためて「報恩講」について、またこれから「み教え」を次代に伝えていく上で、住職としての思いと願いを率直にお話しさせていただきました。

そのあと、女性コーラスの皆さまに仏教讃歌を披露していただき、讃歌を通して真宗のみ教えを共に味わう時間となりました。そして、最後に閉扉をおこない、本年の法要を無事に終えました。

法要後は、お斎(夕陽弁当)を美味しく頂戴いたしました。

法要にあたり、多くのお供えをいただきありがとうございました。各日終了後、参詣の皆さまに「お下がり」としてお渡しいたしました。

本年も、皆さまのご参拝とご協力のもと、報恩講をおつとめすることができました。

法要を終え、静かになった本堂を眺めていつも思いますこと、それは、寺院とは皆さまにお越しいただいてこそ意味を成すということです。参拝や聴聞は勿論ですが、その他お手伝いや掃除、料理などさまざまな形からご縁としていただくことも、また寺院の姿であると思います。

喜びのお心、悲しみのお心、それぞれのお心の皆さまがともに手をあわせていだき、当寺でのお時間が心豊かな毎日へとつながるよう、努めてまいります。

お時間やお身体などのご都合もおありのことと存じますが、これからも皆さまのご参拝ご参加をお待ちしております。