書院襖を修復

当寺の本堂は、1648(慶安元)年の市街地整備にあわせて本格的に整備されたとの記録が残っています。

ただ、その後の修復などについては手元に記録がなく、本堂に「大正二年八月 新調」との記しが残るのみで、その詳細については不明な点があります。

傷みが目立つ箇所も見受けられますが、皆さまのご協力によって今日まで受け継がれてきたことは大変ありがたいことです。

そのなか、先般当寺ご門徒さまよりご懇志進納のお申し出をいただき、そのご懇念により書院襖絵の修復をさせていただきました。

書院については、平成に入ってから新築させていただきましたが、襖絵は取り壊した旧書院からそのまま移したものであります。

かなり傷んだ状態でありましたが、無事作業を終えることが出来ました。

ご報告とともに、あらためて心より御礼申しあげます。