旅の記憶の ひとつとして

ここ数年、大津市内・本福寺近くにも主に海外からの観光客を対象とした宿泊施設が相次いで開業しました。

その影響もあってか、時折当寺を訪れる外国人の方がおられます。ただ、観光寺院でもなく法宝物を所蔵しているわけでもないため、特にご案内をすることなく写真撮影をされるなど境内をぶらりとされるだけでありました。

立ち寄られただけとはいえ、せっかく訪ねていただいた方々に何かできないだろうかと思案していたある日、本山・本願寺周辺の店舗にて華葩(けは・法要時に用いる花びらをかたどった紙片)を興味深そうに手にする外国人観光客がおられました。

そこで当寺においても華葩を準備することとして、早速先日お渡しするご縁に恵まれました。実際にお渡しするとなると、どのように説明すればよいのか困惑して「ブックマーク」「ロータス」など思いつくまま、適当で冷や汗の会話となりました。

これに懲りず、これからもささやかではありますが旅の記憶のひとつとしていただけるよう、遠くからのご縁も大切にしていきたいと思います。

2018年10月17日 | カテゴリー : その他報告 | 投稿者 : admin