10月27日・28日、宗祖・親鸞聖人のご遺徳を偲び「平成30年報恩講」をおつとめしました。
法要前夜まで降り続いた雨も当日には上がり、穏やかな気候の下で法要を迎えることができました。
27日午後2時、28日午前10時からの法要は、法要出勤いただいた近隣ご寺院さま、ご参拝のご門徒皆さまとともにおつとめしました。皆さまの声が堂内に響き、ありがたく厳かな時間でありました。
ご講師としてお迎えした滋賀県高島市・本福寺住職 本田俊堯師には両日にわたりご法話をいただき、尊きいのちに恵まれ多くのご恩によって生かされている私たちが歩むべき道をお伝えくださいました。
本日の法要後には当寺女性コーラス皆さまの美しい歌声を聴かせていただき、婦人部によるお斎(おとき・お食事)を美味しく頂戴して無事法要を終えることができました。
本年も法要前から、そして両日朝早くから皆さまには準備を進めていただき、後片付けも手際よく行っていただきました。作業中一旦寺を離れ月忌参詣から帰院した時には、堂内境内とも既に元通りとなっており驚きました。
あらためて多くの支えがあっての寺院であると感謝と喜びを感じると同時に、今後に向けた課題も浮かび上がり危機感を抱く時間でもありました。より良いご縁となるよう、さまざまなお声にも耳を傾けていきたいと思います。
本年の法要を終えて、ご参拝、ご協力、お供えなど皆さまのお心に深く感謝申しあげます。
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滋賀教区大津組において数年前から取り組んでいる「報恩講お参り合い」により、本年も近隣ご寺院のご門徒さまにもお参りいただきました。
また、現在宗門が推進している取り組みの一つである、世界を視野に入れた「貧困の克服」に基づき、大津組においても報恩講を通して「ミャンマー仏教徒寄宿生の支援」に取り組んでいます。
途上国に住むこどもたちの明るい未来を願って各寺院に募金箱を設置しており、当寺においても多くのお心をお寄せいただきました。
重ねて深く感謝申しあげます。