大津市内（滋賀教区大津組）各寺院における本年の「報恩講」も残るところあと２カ寺となりました。

本福寺のご門徒もお参り合いとして各寺院での法要にご参拝いただき、誠に有り難く嬉しいことであります。

宗祖・親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ報恩講は、古くから寺院だけでなく地域やご家庭においてもおつとめされてきました。「報恩講さん」「ほんこさん」と親しみを込めてお迎えしてきました。

当寺においても今では少なくなりましたが、毎年この時期になるとご門徒宅にお伺いしておつとめしています。

この日お伺いしたご門徒は約３年前にお子さま（ひ孫さま）がお生まれになり、以来ご家族４世代お揃いでお参りいただいています。ご一緒に「正信偈」をおつとめして多くのご恩に感謝しつつ、懐かしい話や直近の話などを交わし、あっという間に時間が過ぎていきました。

受け継がれてきたものを次代へと伝えることの大切さを感じるご縁であり、心温まる有り難いご縁でありました。