新たな年を迎えて

あっという間に正月三が日が終わり、先日本堂のお飾りを平常時のお飾りへと戻しました。

その際、卓に掛けていた打敷・水引の裏に記された年号などが目に留まりました。礼盤用打敷の裏には明治31年におつとめした記念法要にあわせて、ご門徒より寄進されたことが記されています。

およそ120年前のことですが打敷は今も美しく保たれています。寄進いただいたご門徒家とのご縁も続いており、毎月ご命日にはご一緒におつとめしています。

その他の打敷・水引にも長い年月を感じる記載があり、あらためて今日まで多くのお心によって当寺が護持され、み教えが伝えられてきたことに気づかされました。

感謝と身が引き締まる思いの中での新年の作業となりました。