6月14日、ご門徒宅にて遷仏式をおつとめしました。
遷仏式 [せんぶつしき] は、転居などで本尊(仏壇)を移されたり、やむを得ない事情で手放されたりする際に執り行う仏事です。このたびは、長年お一人で住まわれていたご門徒が往生されたことを受けてのご依頼でした。
昨今は遷仏式がそのまま仏縁切れ、最後のおつとめになる時もありますが、今回はこれまでの本尊はご家族が別宅にて引き継がれ、遠方にお住いのご家族も本願寺より新たに本尊をお迎えいただく予定です。
「ただ仏壇を引き継ぐのではなく、手をあわせる生活を引き継ぎ、伝えていきたい」
有り難い言葉が心に残るご縁でした。