6月4日・5日、本年の総永代経法要とご遷仏法要をおつとめしました。
今夏より本堂建替えにともなう解体工事に入るため、総永代経法要が現本堂での最後の法要となります。そのため、両日の法要に引き続きご遷仏法要(本尊である阿弥陀如来像を一時的に書院へとお移しする前の法要)をあわせておつとめしました。
4日は午後1時30分より、5日は午前10時より総永代経法要においては皆さまとご一緒に仏説阿弥陀経を読経し、続くご遷仏法要では住職読経の中、ご仏前に献灯をしていただきました。
法要後には皆さま揃って記念写真を撮り、長年にわたって多くの方々に護られた本堂に別れを告げるご縁となりました。
法要前後に本堂内陣までお入りになり細かな所までご覧になる方や、名残惜しいお気持ちとともに写真撮影をされる方などの姿があり、やむを得ないとはいえあらためて本堂を解体する寂しさが込み上げてきました。
ただ、寺院を取り巻く環境が厳しさを増す中、多くのご協力を得て新たな本堂を建設できるのはとても有り難いことです。新本堂は現在とは趣が変わりますが、これからの寺院像を考えながら今後の新築事業に取り組んでいきたいと思います。
ご参拝いただいた皆さま、各地からお心を寄せていただいた皆さま、両日にわたり準備などご協力いただいた皆さま、有り難うございました。