「報恩講」は宗祖である親鸞聖人のご命日をご縁とする法要で、本山・本願寺を始め全国の寺院において特に大切な法要です。
報恩講は寺院とともに、古くから各地の地域やご家庭においてもおつとめされてきました。昨今、当寺では数少ないものとなりましたが、その中、本日28日ご門徒宅にて報恩講をおつとめしました。
毎年この時期に伺っており、ご親族そろっておつとめいただいています。前日には仏壇の仏具をきれいに磨かれ、文字通りピカピカのお飾りにてお迎えくださいました。
おつとめの後は、自ずと昔の懐かしい話となり、何より仏事を大切にしてくださったご先祖を偲ぶご縁にもなりました。お話しを通して、これまで受け継がれてきた仏事を本年も迎えていただいた有り難さを感じる時間でありました。
寺院のあり方を変えていくことも大切ですが、変わらず続けていくことも大切にしていきたいと思います。
