本願寺第8代・蓮如上人を偲んで

4月13日・14日、本願寺山科別院(京都市山科区)において、本願寺第8代・蓮如上人(1415~1499)を偲び「中宗会〔ちゅうそえ〕」がおつとめされました。

上人ゆかりの地に建つ山科別院では、例年本願寺よりご門主ご親修(ご導師)のもと法要がおつとめされており、本年も13日午後の法要において専如門主ご親修のもと逮夜(法要)がおつとめされました。

2日間の法要には、地元の皆さまをはじめ崇敬地域である滋賀や三重などからもご参拝がありました。

継職当時、様々な意味で厳しい状況にあった本願寺を、解りやすく丁寧な布教によって再興された上人のご生涯にふれ、み教えを伝えていく姿と聴いていく姿を今一度振り返るご縁でもありました。

かつて隆盛を誇った山科本願寺跡地に建つ同別院は滋賀・大津ともゆかりが深く、これまで多くの人びとによって支えられてきました。

本願寺旧跡としても大切な地を、皆さまも訪ねていただきたく思います。

本願寺山科別院:京都市山科区東野狐藪町