1945年、当時の本願寺近松別院(大津赤十字病院の隣)および近隣の本願寺派寺院が、強制疎開令状により破壊されるという出来事がありました。
このことを受けて浄土真宗本願寺派滋賀教区においては、令状が出された7月5日を「教区平和の日」と定め、「平和へのつどい」を開催してきました。
終戦より半世紀を経た1995年に第1回が開催され、数えて21回目となる本年は7月2日に本願寺八幡別院(滋賀県近江八幡市)を会場として開催されました。
午前10時からの「全戦争犠牲者追悼法要」は、県内各地域代表者による献花と焼香で始まり、引き続き、別院ご輪番ご導師のもと県内各寺院僧侶やご門徒のみなさまとご一緒におつとめいたしました。
おつとめの後、滋賀県平和祈念館よりご講師をお招きして「戦中の滋賀県」をテーマとした非戦平和学習がおこなわれました。
戦中の貴重な写真や史料を見ながら、当時の各地の様子やそこでの人びとの暮らしぶりを語っていただきました。
70年という時代の移り変わりがありますが、現在暮している街並みの違いを目にして、あらためて戦争の悲惨さ愚かさを学びました。