10月に入り、大津の各ご寺院においても報恩講が順次おつとめされています。そのなか、本福寺の報恩講まであと一週間となりました。
その法要を前に、毎年恒例の仏具おみがきをおこないました。
本堂内陣の金灯篭や輪灯、灯明台など、事前に分解した仏具をお手伝いいただく皆さまとともに一つずつ磨いていきました。
現在では、浸すだけで綺麗になるという何とも便利な液体もあるようです。当寺では、便利さという誘惑に負けず、毎年心を込めて布で磨いていただいています。毎回、自身の勤めとして、楽しみにしていただいている方がおられるからこそ継続できているのだと感謝しております。
細かい仏具などは磨きにくく、また意外と力を要するものですが、磨けば磨くほど綺麗になるため皆さま納得いくまで根気強く続けてくださいました。
和気あいあいと、そして黙々と、作業していただきました。
およそ2時間、すべての仏具みがきを終え、どれも見違えるほど綺麗になりました。
おかげで、美しい仏具による荘厳のもと、法要をおつとめすることができます。お手伝いいただいた皆さま、ありがとうございました。
また、同じく法要を前にして屋根瓦の一部の修繕をおこないました。
本堂は、建立、そしてその後の修繕から永い年月が経過しており、さらには風雨などの影響で傷みが進んでいます。そこで、今月上旬に開催した役員会にて、特に傷みが激しい北側屋根の修繕についてご理解とご了承をいただき、作業をご依頼いたしました。
数日にわたる作業も無事に終わり、一先ず安心して報恩講をお迎えすることができます。
次週の法要では、皆さまのご参拝をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。