明日から、本年の報恩講をおつとめいたします。
その法要を前に、傷みが目立っていました本堂の御影(御軸)について、修復・補彩をおこないました。
この度、永年にわたりご縁をいただいていますご門徒さまより、当寺護持へのお心として御懇志進納を賜り、その御懇念により作業をさせていただきました。
本堂の向かって右脇壇「親鸞聖人御影」、向かって右余間「聖徳太子御影」、向かって左余間「七高僧御影」【七高僧-親鸞聖人が尊崇された七名の高僧】計三幅について修復と補彩をご依頼して、本日無事に作業終了のご連絡をいただきました。そして午後、荘厳にかかる前に本堂へとお戻し、奉懸いたしました。
傷みが進んでいたため完全に以前の姿へと戻すことは困難であったようですが、それでも美しい姿をそれぞれ拝見できるようになりました。また、表装の修復により、ひとまず安心して奉懸することができそうです。
あらためまして、当寺護持へのお心に対して篤く御礼申しあげます。