寺院のつとめといえば、法要・法務、そして法話が中心となりますが、その他にもさまざまな取り組みをされている寺院があります。
現在、社会は実にさまざまな問題を抱えており、そのひとつとして、ひとり親家庭などのこどもたちを取り巻く貧困の問題があげられます。その背景は多岐にわたり、この問題に関する痛ましい報道も見受けられます。
そのなか、数年前より宗派や寺院の枠を超えて貧困など家庭環境の問題解決に向けた取り組みがおこなわれており、徐々にその輪が拡がっています。ここでは、支援を求める施設・家庭と支援活動を考えながらも、具体的にどのように動けばよいのかと悩む寺院とを結びつける役割を担っておられます。
今般、その取り組みにふれるご縁をいただき、中心となって活動されているご住職から支援を必要とされているご家庭や児童施設についてご連絡をいただきました。支援内容は色々とありますが、“おてらからおやつを”と、お菓子・果物他をお届けすることを主たる取り組みとされています。
そこで、細やかながらおやつとして喜んでいただければと、お菓子を段ボール1つ分、近郊のNPO法人にお届けいたしました。
経済格差が大きくなる中で社会の諸問題はより深刻化していますが、だからこそ無理せず微力ながらもできることを継続していく ー このことを大切にして、引き続き取り組んでまいります。