かつて宿場町・港町として栄えた大津には、歴史を感じる町家が今も数多く残っています。
一方で、空き家になって取り壊されたり維持していくことが難しいということを見聞きいたします。
そのような中で、当寺から三軒隣りとなる旧・西今颪町に建つ町家が改修され、主に海外から訪れる方々を対象としたゲストハウスとして生まれ変わることになりました。
空き家となった町家を活用する官民一体の取り組みとして昨秋より工事が進められ、いよいよこの春にオープンとなるようです。
工事にあたっては、裏庭となる場が境内駐車場と隣接しているため、壁の一部を取り壊して重機の搬入などが行なわれてきました。オープンに向けて、今日も職人の皆さまがあわただしく境内を往来されていました。
立派な町家がその面影を留めながら、更に素晴らしい姿へと生まれ変わりました。
この宿を通して、より多くの方々にこの町の魅力、また大津の寺社仏閣の歴史などに触れていただきたいと思います。