秋季彼岸を終えて ~大津寺院の歴史にふれて~

秋季彼岸の最終日となる26日、本願寺近松別院(大津市札の辻)において秋季彼岸会がおつとめされました。

午後1時30分からの法要は、別院ご輪番による導師のもと、県内から法要出勤された住職方や近隣寺院のご門徒方と共におつとめされました。その後は、ご講師による法話を聴聞し、彼岸最後の日を尊いご縁で終えることができました。

当寺ご門徒もご参拝いただき、有り難うございました。

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先日、平成14年に発刊された『湖都 私のお寺』という冊子にあらためて目を通しました。この冊子は浄土真宗本願寺派 滋賀教区大津組20カ寺の寺史をまとめたもので、大津組によって編集発刊されたものです。

短くまとめられた沿革を見ているだけで、各寺院が実に多くの篤い心によって支えられ、また多くの困難を乗り越えて来られたのかが伝わってきます。あわせて、冊子には近松別院の沿革もふれており、そこには戦時下の昭和20年、強制疎開の命によって取り壊される前の写真がありました。

この写真は昭和56年に再建された現別院本堂に掲げられており、本願寺直属寺院らしい立派な本堂と当時の人々の思いを知ることができる一枚です。

先立って往かれた方々の遺徳を偲ぶ彼岸を縁として、み教えの伝承と寺院護持への思いをあらたにする一日でありました。