お子さまの成長を願って

今月に入り、神社の前を通りかかると「七五三参り」の看板やのぼりを多く目にするようになりました。

お子さまが成長され節目を迎えると、大半の方は神社にお参りされていることと思います。その中、このたびご門徒より七五三のご縁を仏前にてお迎えしたいとのお申し出があり、本日本堂にてご家族6名ご参拝のもと、おつとめしました。

これまで当寺ではほとんど経験のないことでしたが、とても有り難い申し出であり、今日までの成長をご仏前にて感謝し奉告する仏縁としておつとめしました。

七五三を迎えて、私たち真宗の教えではこのご縁をどのようにお迎えしていくのかをお伝えしながら、あらためて尊いいのちの成長に感謝しました。同時にご家族にとっては、親として祖父母としての喜びと感謝の思いをあらたにされたことでしょう。

ご参拝のお子さまは、数年前の「初参式」以後、ご自宅や本堂にてご家族・ご兄弟とお参りを重ねてもらっています。今では当寺の皆ともすっかり仲良くなり、いつも笑顔でいろいろと楽しませてもらっています。

幼いお子さまがこれからも健やかに、そして何より「ほとけの子」として歩んでいただくよう願いつつ、微笑ましく和やかな仏縁でありました。