それぞれのご縁を通して

8月23日、ご門徒の50回忌法要を本堂にておつとめいたしました。

あわせて、数えて77回忌をお迎えのご先祖もおられるとのことで、ご両名をお偲びしながらご参拝のご家族皆さまと読経いたしました。

ご法事は〇回忌で終わり、ということはありません。昨今では難しくなってきましたが、本来は命にめぐまれている限りご縁をつないでいただくものです。

今日は小さなお子さまもご参拝でした。ここまで何十年と途絶えることなくご法事を続けていただいた結果、何代という時を経てお子さまへとご縁がつながりました。読経後、法話をしっかりと聞いていただく姿に、「継続」と「継承」の大切さを感じました。

また、本日は本福寺が属する東今颪町の「地蔵盆」がおつとめされました。地蔵盆は、古くから京都や滋賀などの各地域で行われている仏事行事です。

真宗の仏事ではありませんが、町内には自治会館が無いため毎年当寺が会所になっています。 今の時代においては、幅広い世代の皆さまにとって一つの仏縁となっているともいえます。

50回忌、77回忌、さらには地蔵盆とさまざまなご縁を迎えた一日となりました。