9月15日、滋賀教区の取り組みの一環で県内寺院のご門徒を訪ねて話を伺ってきました。
比良の山々を望むご自宅にて、およそ一時間にわたりご門徒としてのご苦労や喜びをお聞きしました。特に10代の頃から70年近くにわたり、法要などの際に寺院の仏花を生け続けてこられ、その務めに関するお話しが中心となりました。
写真で見る仏花は松などを用いたとても立派なもので、その写真一つで寺院皆さまの法要への思いが伝わってきました。
最後にお話しされた「誰もが仏さまのお慈悲に触れれば、争いすら無くなるのではないでしょうか」との言葉が心に響きました。一つひとつの言葉に、生き方を教わり学ぶ時間でありました。
私たちの中には「お育て」という言葉があり、大切にしてきました。いつの時代も僧侶はご門徒によって大きく育てられるものだとあらためて気づかされ、有意義な時を過ごすことができました。