ご遷仏式をおつとめ

7月3日、このたびの本堂新築にあたり、本堂の本尊・阿弥陀如来像のご遷仏式(ごせんぶつしき)を執り行ないました。

すでに先月、ご遷仏を前にしてご門徒の皆さまと法要をおつとめしていますが、本日いよいよご遷仏となりました。日頃から日曜礼拝にお参りくださる方々、役員の方々などとご一緒に執り行ないました。

午前8時、この日は7月の第1日曜日ですので、まず日曜礼拝をおつとめしました。本日の礼拝が現本堂での最後の行事仏事となりました。これまでの多くのご縁を振り返りさまざまな思いが込み上げてくる中、ご参拝の皆さまとご一緒に正信念仏偈 和讃を唱えました。

礼拝後、住職よりご挨拶を申しあげ、続いてご遷仏を前にして読経いたしました。読経にあわせて焼香のご案内をおこない、皆さま丁寧に手をあわせていただきました。

引き続き、このたび内陣仏具などの修繕をおこなっていただく仏壇店・永樂屋さまによって阿弥陀如来像を宮殿より厨子へとお納めしていただきました。如来のお姿を近くで拝見できるのは滅多にないことです。皆さま手をあわせつつ、ゆっくりじっくりとご覧になっていました。

その後、男性門徒と永樂屋さまによって仮本堂となる書院へとお移し(ご移動いただく)いたしました。

無事、仮本堂にご安置した本尊を前にご遷仏式をおつとめし、本堂に別れを告げる寂しさとご遷仏を終えた安堵の中で今朝のご縁を閉じました。

なお、本堂については今夏より解体作業に入る予定です。その後、新本堂完成までの工事期間中は、書院を仮本堂として法要やご門徒の法事をおつとめしていきます。皆さまにはご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。