今月に入って順次おつとめしてきたご自宅での盆参りについて、無事にすべてを終えることができました。

コロナウィルスの感染再拡大や酷暑・豪雨と、いろいろな面で本年も厳しい夏となりました。例年通り盆を迎えることが難しく、帰省を断念されたご家族も多くおられたようです。不安なお気持ちから、今夏のお参りを見送られるご門徒もおられました。

ただ、そんな中でもご門徒宅に伺うと思いのほか子どもたちの姿が多く、お子さまお孫さまが多くお参りしてくれました。

経本を手に正信偈や仏説阿弥陀経を最後まで一生懸命に唱えてくれる子どもたちが多く、健やかな成長を共に喜ぶお盆でもありました。お土産にと準備していたお菓子が底をつき、あわてて店まで買いに走ったのは嬉しい騒動でした。

日々を振り返り、ご高齢のご門徒がお一人で静かに迎えられた盆があり、４代にわたるご家族がそろってにぎやかに迎えられた盆がありました。それら一つひとつのご縁が、すべて有り難いご縁でありました。

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本堂は解体作業が続いています。酷暑や突然の降雨といった天候にもかかわらず、丁寧に作業を進めていただき感謝しております。