ご門徒宅での盆参りについて、この夏も全て終える事ができました。
今年も厳しい暑さの下でのお参りとなりましたが、皆さまの温かなお気遣いもあり、住職・若院ともに体調を崩すことなくご縁を重ねる事ができました。
ただ、15日は台風による荒天が予想されたため、一部予定を休止・延期いたしました。当日お参り予定だった方々にはご心配をおかけしました。翌日の法要も天候が気になりましたが、午後には何とか回復して多くのご参拝をいただきました。
盆を振りかえってみると、昨今は盆期間の過ごし方の多様化にともない、仏縁としての迎え方にも変化が出てきているようです。親類・家族そろってのお参りが難しくなっていく中、盆の意義、仏縁の意義を伝えていくあり方が大切だと感じています。
一方、いつも持ち歩いている子どもたちへの菓子は、今年も順調に無くなっていきました。特に盆後半には帰省中の子どもたちが多く、一気に菓子がカバンから消えていきました。この夏の思い出の一つとして、みんなで手をあわせた時間をいつまでも心に留めて欲しいと思います。
また、高齢でありながら一人でお過ごしであり、この盆のご縁を心から喜んでくださったご門徒もおられました。いのちの恵みに感謝し、多くのお育てをいただいた時間でもありました。
今夏も多くのご縁をいただき、有り難い夏を過ごすことができました。篤く御礼申しあげます。