4月8日、お釈迦さまのご誕生をお祝いする「花まつり」をおこないました。
本年は諸行事は取りやめ、朝から夕刻まで山門前にお釈迦さまのご誕生像をご安置する「花御堂」を設けました。看板・ご案内をご覧になったご門徒やご近所の方々がお越しいただき、甘茶を注いでお祝いくださいました。
中には通りすがりに初めて立ち寄っていただき、幼い頃の故郷での花まつりを懐かしまれながら手をあわせてくださる方もおられました。
新型コロナウイルスの影響で例年のように本堂でのおつとめやゲームなどで厳かに、そしてにぎやかにお祝いできなかったのは残念ですが、予想よりも多くの方々にお越しいただき有り難くうれしい一日となりました。
花まつりは各地の寺院において、長く大切にしてきた仏事です。しかし、昨今ではその意味をご存知ではない方も多いと思います。かつてはどこでも見ることができた尊い光景が、これからも続き残っていくよう皆さまとともに地道ながらも取り組んでいく考えです。