僧侶でおつとめ練習会

大津市南部の本願寺派寺院では、10月に入ると宗祖・親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ法要である「報恩講」が順次おつとめされます。

この大切な法要を迎えるにあたり、市内寺院青年僧侶の会でおつとめ練習会をおこないました。

青年僧侶と言いましても、住職であったり住職を支える立場であったり、また企業や教育機関に勤務していたり学生であったりとさまざまです。そのため全員が顔を合わせるのは難しいですが、時間までにそれぞれの勤めを終えることができた僧侶数名が、会場としてお借りした本願寺近松別院に集いました。

皆、これまで習礼や研修などを経てきているものの、おつとめや作法はいつの間にか我流に陥ってしまうことがあります。そのような普段気づくことができない修正すべき点について、互いに確認しながらおつとめを繰り返していきました。会の中に、教区において僧侶やご門徒を指導する立場である僧侶がおられるのが、何より心強いことです。

今回はわずかな時間ではありましたが、あらためて自分のおつとめや姿について見直すことができる意義ある時間となりました。

これからもこのような場を設けながら、各寺院での法要がより良いものとなるように努めていきたいと思います。

ともに学び合う仲間がいるということは有り難いことです。いつも声を掛けていただく先輩にも感謝しております。