朝のご縁

6月20日、今月の第3日曜日を迎え日曜礼拝をおつとめしました。

今朝は日頃からご参拝くださっているご門徒方の他に、初めてご参拝くださった女性の姿がありました。表看板をご覧になり、ご丁寧に事前にご連絡をいただいていました。

初めてのご縁は、とても有り難くうれしいことです。あわせて、おつとめ前の光景もとてもうれしいものでした。

私が本堂内陣の準備をしていると、女性が堂内に入ってこられるのが目に入ってきました。戸惑われないようご案内・ご説明をしなければと思いつつ急ぎ準備を進めていると、すでに着席されていたご門徒が経本を手にしながらおつとめの説明を始めてくださったのです。

おかげでいつもと変わることなく、おつとめすることができました。

おつとめ後はお時間が許す限り皆さまとご一緒に仏事や世間事をお話しして、和やかな中でご縁を結ぶことができました。

ともすれば、寺院はご縁が深まるにつれて閉鎖的な場となり、新しいご縁を受け付けない体質があるように思います。そんな中で、温かなご門徒皆さまのお姿から寺院を預かる者としての大切な姿勢をあらためて教えていただきました。同時に、これまでも新たなご縁があるたび、いつも温かく迎え入れてくださったご門徒方の姿を思い返しました。

有り難く、うれしい朝のご縁でありました。