8月15日、終戦の日を迎えました。
この日、各地の寺院では恒久の非戦平和を願い「平和の鐘」が撞かれています。
本福寺には古くから鐘楼は建っていますが、そこにあるべき梵鐘はありません。戦時中、金属類の不足を補うために供出されて以来、戻ることも新たに迎えることもなく、代わりに大きな角石が吊るされています。
これまで、ご門徒から「鐘楼は本来の姿を」との声がありましたが、結果として今の姿は寺院も戦争に加担してしまったという歴史を語っているように思われます。
本年も当寺においては鐘を撞くのではなく悲しい姿の鐘楼を眺めながら、非戦平和への思いをあらたにしました。
なお、本日午後1時30分より「盂蘭盆会」をおつとめしました。コロナ禍であり大雨の影響も残る中ご参拝いただいたご門徒皆さまには、あつく御礼申しあげます。
明日も同時刻より盂蘭盆会をおつとめします。大変な状況ではありますが、無理のない形でご参拝いただければ幸いです。