4月25日、本山・本願寺での「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」に近隣寺院の皆さまとご一緒に参拝しました。
本年は聖人ご誕生850年、来年には、み教えが開かれて800年という記念すべき年を迎え、本願寺では3月下旬より慶讃法要がおつとめされています。当寺が所属する滋賀教区大津組の参拝日は4月25日となり、各寺院からの参加者約90名にて参拝いたしました。
午前9時前、バス3台で大津を出発し、まずは本願寺角坊(すみのぼう/京都市右京区)へ参拝しました。
同坊は親鸞聖人がご往生されたと伝わる地に建ち、現在は本願寺の飛地境内となっている旧跡です。今回は聖人ご誕生をご縁とする参拝ですが、ご往生の地にてご苦労を偲び、み教えとの出遇いに感謝する時間となりました。
その後、食事休憩をはさんで本願寺へ向かい、午後2時からの法要に参拝しました。堂内はほぼ満堂で、私たちの指定参拝席は正面前方となり内陣の様子がよく見渡せる席でした。厳かな雰囲気の中での法要は特別であり、初めて参拝されたご門徒には心響くものがあったようでした。
昼前から雨が降り始め肌寒い日となり、法要後に予定していた境内拝観を断念したのは残念でしたが、午後5時頃には大津へと戻り、無事に終えることができ安堵しています。
聖人ご誕生から850年、み教えが開かれてから800年と聞きますと、どこか遠く他人事のように捉えてしまうかもしれません。しかし、本法要参拝を通して、そのいづれもが自らのいのちと強く結びついていると、皆さまあらためて思われたことでしょう。ご参拝いただいた皆さま、有難うございました。
〇今回の団体参拝は1寺院あたりの募集人数に限りがあったため、当寺ではご門徒皆さまへのご案内は見送り、役員を中心とした参拝といたしました。何卒、ご了承ください。