「第15回世界仏教婦人会大会」が、5月30日から31日にかけてカナダ・カルガリー市にて開催されました。
世界仏教婦人会大会は、日本をはじめハワイ、北米、南米など、日本からの移住者(浄土真宗門信徒)が多い国・地域において、凡そ4年に一度各地で開催されてきました。
大会開催にあたり、浄土真宗本願寺派滋賀教区(県内約600ヶ寺)にて5月29日から6月5日までの日程で大会参加の旅が企画され、県内各寺院のみなさま70名と行程をともにしました。
空路カルガリーに到着後、まず向かったのが「カルガリー仏教会」
元クロアチア系カトリック教会の建物を改修された本堂のもと、現在は3名の僧侶が活動されています。
ご仏前にておつとめの後、歴史や現況についてのお話をお伺いいたしました。
カルガリー仏教会は、日本からの開教使(伝道を担う僧侶)や現地の人びとの尽力によって、前身の法友会を含めると60年以上の歴史を数えます。
カナダには滋賀県からの移住者も多く、同郷の先人たちが仏教会の中心となって、その活動を支えてこられたという歩みを学ばせていただきました。
翌日からは、2日間にわたりカルガリー・コンベンションセンターにて開催された「世界仏教婦人会大会」に参加です。
各国からおよそ2000人のみなさまが参加され、幾つかのテーマに分かれておこなわれたワークショップや日系3世の女性開教使(伝道を担う僧侶)による記念講演、大会代表者による体験発表など、さまざまな内容となりました。
パンフレットに表記された、英語と日本語による経文
大会終了後はカナダの大自然にふれながら、他の参加者みなさまと親睦を深め、6月5日無事帰着いたしました。
異なる文化のなかで浄土真宗の「 み教え」を伝え続けてこられた先人たちのご苦労や、世界各地の仏教婦人会みなさまの姿と思いに接し、多くのことを学ぶ時間となりました。